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2025.08.01

Kia、PV5を韓国メディア向けに公開

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韓国の自動車メーカー、Kiaは、韓国京畿道光明市のIVEXスタジオで「Kia PV5 Tech Day」を開催し、自社初の専用EVバン用プラットフォームを採用したPBV(Platform Beyond Vehicle)シリーズの第一弾モデル、PV5を開発した背景、およびその商品コンセプトと採用された次世代技術を発表しました。Kia R&D 本部 MSVプロジェクトグループ3を率いるチュ・ソクハ(Seokha Ju)常務は、「未来のモビリティの先駆者となるPV5の開発においては、初期段階から積極的にお客様のご意見を取り入れ、室内空間の最大化、拡張性、連結性といった革新的な技術を採用したが、これはKia全社の高い開発能力と緊密な各社との協力体制の成果である」と述べ、また「今後もお客様の声に耳を傾け、PV5の商品性と完成度を向上し続けていく」と語りました。
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開発にお客様のご意見を取り入れ、お客様の使いやすさの最大化を追求PBVシリーズの第一弾モデル、PV5の開発において、Kiaは初期段階から積極的にお客様のご意見を取り入れました。企画段階から顧客データを活用して開発され、また従来の顧客調査に留まらず、グローバルな企業顧客とも連携して、車両のハードウェアとソフトウェアを作り込みました。この取り組みの一環として、Kiaは2022年と2023年に「PBVパートナーズ・デイ」を開催し、韓国・欧州・北米・中東・日本の120名以上のモビリティ・物流・配送分野のお客様と直接対話することにより、様々なご要望を収集することが出来ました。モジュラープラットフォーム技術による開発工程の簡素化PV5の根幹となる基本技術は、PBVのために開発されたKia初のPBVプラットフォームである「Electric-Global Modular Platform for Service(E-GMP.S)」です。E-GMP.SはKiaがすでにEV乗用車のプラットフォームとして採用しているE-GMPをベースにEVバンに最適化して開発され、プラットフォームを構成するバッテリー、モーター、サスペンション等の複雑なシステムを標準化した統合モジュラー構造(IMA,Integrated Modular Architecture)に組み込むことにより、開発工程を簡素化しました。
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フレキシブルボディシステム:実用性を追求したブロック組み立て式のモジュラー構造PV5に採用されたフレキシブルボディシステム(Flexible Body System)では、ブロック組み立て式のモジュラー構造を採用したことにより、専用EVバン用プラットフォーム上に最大16バージョンのボディーを組み合わせることが可能となり、世界市場での販売に向けて、初期段階では乗用バン(ロングボディー)と貨物バン(スタンダードルーフ・ハイルーフ)など7モデルを展開する計画です。
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柔軟なボディー架装を想定した設計PV5は開発の初期段階から、お客様のニーズに合わせて柔軟にボディーを架装出来る設計となっています。量産開始と同時に韓国で稼働する「PBVコンバージョンセンター」では、Kiaの主要量産モデルと同等の耐久性と安全性を備えた高品質の架装車両を生産出来ます。